言語聴覚療法とは・・・
病気や加齢などで言葉によるコミュニケーションや食べることに問題が生じた方々のお手伝いをし、自分らしい生活ができるよう訓練等を通して支援するのが言語聴覚療法です。
■言語機能の向上に加えコミュニケーション活動の拡大に向けアプローチを行います。また、VF検査(X線嚥下造影検査)・VE検査(嚥下内視鏡検査)を活用し患者様の「食べたい」という気持ちや、ご家族様の「食べさせてあげたい」という思いを大切に安全な経口摂取を目指しています。
■言語訓練
失語症
言いたい言葉がなかなか言葉にならない、周りの会話の意味が理解しにくいなどの症状
実物の物品、絵カード等を使用して言葉を出す練習や、STが言った言葉を選ぶ練習を行ないます。また、患者様に合わせて歌唱やレクを通したコミュニケーションの推進も行っています。
構音障害
口腔・舌等に麻痺が起こり、ろれつが回りにくくなる症状
口腔のマッサージを行なったりSTの介助にて動かす練習を行なったり、自力で動かす練習、発声練習、会話練習等を行っています。
気管切開
急性期の症状により気管切開を行ない発声が難しくなる症状
呼吸状態・痰の状態を考慮し呼気練習を行います。スピーチカニューレ等が使用可能になった場合は発声練習を行っています。
代替
コミュニケーション
難聴、音声障害、失語症、構音障害等のコミュニケーション力が低下した方に対し筆談、アイコンタクト、50音表、コミュニケーションノート、サイン表出等の代替コミュニケーションの検討を行っています。
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